この前部室に行ったのに誰もいなかった。 そういえば最近活動があまり頻繁じゃなかったかもしれない。 このままじゃいけない。 このままではみんな忙しさにかまけて将棋を忘れてしまう。 それが大人になるということならば私は大人になることを放棄する。 そうやっていろいろなものをあきらめて・・・ 大切なものを忘れていって・・・。 やっぱりそれは間違っていると思う。
今日は七夕だ。 オリヒメとヒコボシが年に一度だけ逢える日。 子供たちは笹の葉に短冊を吊るし 純粋すぎるお願い事をする。 私の願いはただ一つ。 将棋部の部員たちが将棋をもっと好きになってほしい。 私も子供と同じくらい純粋な想いを短冊にしたためておいた。
それにしてもどうしたことだろう。 最近は将棋のルールも知らない子供がたくさんいるらしい。 これには私もかなりびっくりした。 ほんの少し前まではお父さんとかおじいちゃんに 教えてもらったりして自然と将棋を覚えたものだ。 だから今の大人のほとんどは将棋を指した経験があるはずだ。 なんか将棋の将来を思うと最近悲しくなってくることばかりだな
将棋の将来を考えると確かにマイナス要素も多いけど まだまだコアな将棋ファンが多いのも事実だ。 将棋だってどんどん進化してる。 たとえば出版技術の進化などによって 将棋の研究成果を共有しやすくなったことが大きな要因である。 将棋のルールを知らない子供が増えたのは 恐らくテレビゲームやパソコンのせいである。 要するに情報化社会が子供から将棋を奪ったということであるが、 将棋の進化もまた情報化社会の産物であることはいうまでもない。 そう考えるとなんか複雑な気分だな、こりゃ。
将棋の将来も大切だが、私自身の将棋もとても重要である。 だからこれからは私自身の将棋を考えていこうと思う。 大体私が将棋の将来を憂いでも何も変わらないと思う。 ただ、日本に生まれて将棋の面白さに触れることなく 生きている人を私はとても不幸だと思う。 あの宇宙は一度でもいいからさまようべきだ。 私は今日も宇宙に抱かれている。 今日もいい一日だ。
最近まだまだ雨が多い。 だけどそれでいい。 将棋と雨はかなり相性がいい。 将棋を指す静寂の中で小気味よくリズムを刻む雨音・・・。 じつに心地よい。 少し蒸し暑いけどそれもまた風流である。 もうすぐ梅雨も明けるらしい。

